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筒井良太(スボ手牡丹と長手牡丹)線香花火職人の魅力を解説

こんにちはKです。

今回紹介するのは情熱大陸でもピックアップされた線香花火職人の筒井良太さんです。

日本人なら花火は馴染みのある文化ですよね?昔からある打ち上げ花火や手持ち花火といった中でも、どんどん新しい種類の花火がでているんです。その裏には筒井良太さんのような世界の花火職人さんの人知れない努力があります。

筒井良太さんは線香花火の伝統を守り続けている職人さんで、「スボ手牡丹」という線香花火を作る事の出来る国内唯一の職人さんです。

花火大会では色々な形の花火が上がりますが、線香花火の違いにはあまり気づいたことがないのではないでしょうか?

線香花火の世界、筒井良太さんについて調べてみました。

線香花火職人筒井良太さんの経歴

名前:筒井良太(つついりょうた)

生年・出身地:1973年生まれ 福岡県出身

筒井良太さんのご実家は花火師の家系。小さい頃から花火が身近にあって、火薬で実験したりしていたとの事。

一般家庭ではライターやコンロの火でもつけようものなら怒られたものです。

高校を卒業後は1度、自動車製造会社に就職をしています。多感な時期ですから外の世界に飛び出したかったのでしょう。

しかし3年後には地元に帰り、当時叔父が経営していた花火製造会社「隈本火工」で修業を開始。しかし、この隈本火工は国内唯一の線香花火製造会社だったのにも関わらず廃業がきまっていたため、伝統文化を守るべく、必死でその技術を学んだそうです。

実家の筒井時正玩具製造所に戻ってからは、譲り受けた機械を使いながら線香花火を作ります。

2011年には3代目筒井時正を襲名、40種類以上の花火を製造、新製品の商品化にも力をいれています。

筒井良太さんの祖父で初代筒井時正さんはなんと「ねずみ花火」の考案者。ねずみ花火も線香花火に並ぶ人気の花火ですよね。

筒井良太さんしか作れない「スボ手牡丹」とは?

スボ手牡丹とはいったいどんな線香花火なのでしょうか?

始めて線香花火ができたのは約300年前の事。場所は関西地方で当時の線香花火、つまり原型はワラの先に火薬をつけたものでした。それに火をつけ、香炉に立てて楽しんでいたそうです。

何故ワラが使われたかと言うと、関西地方は米作りが盛んなためワラが豊富にあったためと言われています。そのため、スボ手牡丹は関西で親しまれてきました。遊び方は香炉に立てていた名残があるのか、手に持ち火先を上に向けて持つようにして楽しみます。

スボ手牡丹に対して、「長手牡丹」という種類の線香花火もあります。こちらは関西から関東へ線香花火が伝わっていった中で、米作りが盛んではなかった関東地方でワラに変わるものはないかと考えていた所、関東では紙すきが盛んだったため、代用品としてワラの代わりに紙に火薬を巻いて作られたのが長手牡丹となります。

そしてなぜかこちらの長手牡丹がスタンダードとして全国に広まっています。一般的な花火セットに入っているのも長手牡丹ですもんね。

遊び方は火先を下に向け垂らすようにして遊びます。そしてスボ手牡丹よりも時間が長く楽しめるのが特徴です。

西のスボ手、東の長手というような言われ方もしています。

ところで線香花火の燃え方には4段階あるのをしっていますか?

まず火を付けて次第に火の玉になっていく状態が第一段階の「蕾(つぼみ)」と言う段階になります。花を咲かせる前段階という意味合いになります。

少し蕾の周りにパチパチと火花がはじけだした状態が第2段階の「牡丹」となります。

「牡丹」の状態からさらに昇華し、火花MAXの状態が第3段階の「松葉」

最後に火花の勢いが衰え火の玉が落ちるまでの状態が第4段階目の「散り菊」というんですね。

細かなこういった分け方、捉え方をするのは日本独特の感性、風情といったところでしょうか。

スボ手牡丹にかける思い

先程お伝えした通り、スボ手牡丹にはワラを使います。近年の米の収穫にはコンバインを使うため、花火の芯に使える長さのワラが手に入りにくいそうです。そこで筒井良太さんは最高のスボ手牡丹を作るために、自分で田植えまで始めてしまいました。

線香花火1つに使われる火薬は0.08グラム、その微妙な狂いでも火花の飛び方に変化が出てきてしまうそうです。それだけではありません、紙の中に詰める作業もまた熟練の技が必要らしい。1つ1つの繊細な作業が、一定で高品質な線香花火を生み出しているのですね。

まるでウナギ職人、串打ち〇年、焼き〇年のようです。職人と呼ばれる仕事は本当に何年も何年も経験を経てやっと1人前になるものなんですね。

オーダーメイド、セレクトショップでの販売

筒井良太さんの元には様々な依頼が舞い込んでくるそうです。中でも去年、今年と多いのが打ち切りが決まった花火大会を残念に思う地元会社やなかなか会えない仲間、家族とリモートでも良いから特別な時間を過ごしたいという方々からの依頼です。

そういった依頼の場合は1つ1つお客様から聞いたイメージを元に染料の配分を微妙に変えてオーダーメイドの線香花火を作るそうだ。

また、以前にギフトショーで線香花火を出展した事があり話題になると東京の有名なセレクトショップから声がかかり店頭で売られるようにもなりました。今では多くのショップに問屋を通さずに直接卸し、販売されています。

 

線香花火の最高級品はなんと40本で1万円!一般的には考えられない金額ですが結婚式の引き出物、企業のノベルティなどで需要があり、大変好評だそうだ。ぜひ調べてみて欲しい。

まとめ

筒井良太さんと線香花火について調べてみましたがどうだったでしょうか?この数年コロナ禍という事もあり、花火をすること自体が減ってきてしまいました。数年前にいざ花火をしようと思った時は、花火が出来る場所さえ見つからずあきらめた苦い記憶もあります。

でも私を含め、日本人は花火が大好きです。この文化はなくなってほしくないですね。これからも頑張ってほしい、そして継いでいく若い人が増える事を祈ります。

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