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加藤巍山(自光雲五代)仏師の魅力や人物像を徹底解説!

仏師(ぶっし)とは何ですか?

その問いに答えられる人はそうそういないと思います。もちろんわたしも分かりませんでした。そんな仏師の世界に若きホープがいます。

それが「加藤巍山(かとうぎざん)」です。

加藤巍山さんは仏師・彫刻家業界ではとっても知られた有名人なんです。まだまだ職業的な観点からあまり知名度はありませんが、先日情熱大陸で放送されたことから一気に話題となっています。いったいどのような方なのでしょうか?仏氏とは何?調べてみましたよ!

さっそく見て行きましょう!

仏師という職業の魅力を紹介

仏師とはどんな仕事?

仏師とは字を読んでごとく仏像をつくる仕事をする人の事をさします。奈良時代から伝わる伝統的な職業で、0から仏像を作るだけだはなく、古く傷んだ仏像を修復するという仕事もあります。

何とお寺って全国に約77000寺もあるんです!ちなみに全国にコンビニがいくつあるかというと約6万件です。えっ?と驚く人も多いんじゃないでしょうか?言い方を変えるとコンビニを探すよりお寺を探した方が早いということです。もちろん住んでいる地域にもよりますけどね?

コンビニは年々増えていて、お寺はほぼ横ばいですからいつかは抜かれてしまうかもしれないですが、それだけの数と歴史を考えると修復作業の方が多いのかもしれません。

ただ、お寺の仏像修復だけでなく仏壇用として個人からの依頼を受ける事もあるそうです。そういう信心深い方もいるのですね。有名な方なので制作料もかなりお高めだと思われます。その理由は後ほど。

仏師になる道のり

仏師になるにはどのような資格があるのでしょうか?

実は仏師という職業に特別な資格は必要ないんです。ですので仏師になるには多様な道があります。

歴史の流れで多いのはやはり弟子入りをして修行に励むパターンで、早い人は中学校を卒業したらすぐに弟子入りする人もいるそうです。修業は10年前後が一般的。あれだけの作品を作り上げるには相応の期間が必要ということですね。住み込みかつ少ないお小遣いを手当され修行するところもあれば、時給換算して相応の手当をもらいながら修行をするところもあります。

もう一つは意外と感じるかも知れませんが、仏師養成の専門学校に通う方法です。学校といってももちろんプロの仏師が講師を務めます。専門学校のいい所は勉強以外にも就職のアドバイスや自工房の立ち上げ方、仏門の理解等の総合的な知識も学べる事です。

いずれにしてもどの業界も一緒ですが後継者不足が深刻となっていて、仏師も例外ではありません。

ただし、伝統文化ですから闇雲に勧誘・宣伝は出来ません。伝統文化への強い関心はもちろん辛抱強さをも兼ね備えた人が仏師になるための素養といえます。

仏師の年収や販売価格

職人の世界、やはり年収は人気によって大きく違うようです。

また安い中国製の仏像が出回っており、価格競争で勝てない日本の職人達が苦戦しているのが現状です。

中國大量生産 中國一点物 日本一点物通常 日本一点物著名
仏壇用30cm 10万円以下 20~30 30~100 100~200
仏壇用50cm 30万円以下 40~50 100~300 300~500

単位(万円)

職人の手作りでの制作には時間がかかるため大量には生産できない上に大量の発注はよっぽど人気のある仏師でないと来ないので、決して安定しているとは言えません。

道のりのところでも話しましたが、お金よりもやりがい・情熱を持っていないと全うできない仕事であると言えます。

加藤巍山(かとうぎざん)さんのプロフィール

加藤巍山さんの経歴を紹介します。

1968年東京都両国生まれの52歳です。現在は埼玉県白岡市にお住みのようで、好きなものは鰻と蕎麦。仏師をしているだけあって好きな食べ物も渋いですね。結婚はしています。

旅先で訪れたお寺の仏像に心奪われ、一念発起!高村光雲を源流に持つ岩松拾文に弟子入りし約13年間もの期間修行をしました。独立をしてからは自光雲五代と標して数々の個展やチャリティー活動を経て業界では知らないものはいないという地位までに登りつめた。

それを特に決定づけたのは2020年。ニューヨークのクリスティーズで行われたオーディションで加藤巍山作の彫刻がなんと3285万円で落札されたことです!

仏師の説明でお話しした通り、こういった実績がまた評判を呼びます。販売価格も跳ね上がっていきますが、注文も殺到します。今ではなんと6年待ち!忘れた頃にやってくる!仏師になるには辛抱強さが必要だと言ったが、買う側も必要になりそうです^^

そんな未来明るい順風満帆に見える加藤巍山さんですが、制作が煮詰まると涙したり、食事中にふと失敗が頭をよぎり不安になったりと本人曰く、心が弱いらしいです。凡人には分からない苦悩がきっとあるんでしょうね。

加藤巍山さんはこの文明が発達した昨今、3Dプリンターなどで作ることも可能だが人が時間と心を込めて彫る事に意味があるのだと、魂がやどるのだと仰っています。彫り続ける事で生きる事の意味を探している、だから彫り続けると。

2019年に比叡山で得度を受け、出家された加藤巍山さんの言葉には1つ1つの重みがあります。

自光雲五代とは?自雪舟との違いや加藤巍山の想いを徹底解説!情熱大陸で放送された加藤巍山さんの仏師としての生き様が話題となっています。そこで初めて仏師という職業を知られた方もいるのではないでしょう...

自光雲五代・自雪舟五代とは?解説↑

加藤巍山さんまとめ

加藤巍山さんを調べてみましたがいかがだったでしょうか?

・自光雲五代である加藤巍山さんは遅咲きの仏師、得度を受け出家した

・仏師という職業になるには、複数のアプローチがある

・加藤巍山さんの彫刻がなんと3285万円で売れ、その名が轟いた

・注文は要注意!6年待ちと言われている。

歴史を守る仕事、そして作っていく仕事に感銘いたしました。今後のさらなるご活躍をお祈り致しております。